5、6工程目、第二の難関完了
2018.03.25
5工程目は・・・13㍍の糸を巻き終わった280本の糸を細い針(綜縞)2枚に前後1本ずつ通します。ここで前後の順番を間違うと大変な事になるのでとても気を使います。針の穴も小さいし、機の中に入っての作業なので姿勢にもきつく大変な作業です。綜縞通しが終わり、6工程目・・・280本の糸を今度は筬に通します。今回は7羽(1㌢に7本通す筬)を使ってます。この2工程が一番大変な作業です。7羽で40㌢の織り巾を出すには、280本の糸通しを3回840回糸を通す事になります。これが本数、筬がもっと細かくなると、もっと糸の本数が多くなるので通す回数は千回を超えます。いつも一番最初に機で織る事を考え付いた方、機を作った方の偉大さに感心させられます。先人の偉大さを考えながら昔ながらの作業を今でも行っております。
いよいよ織りに入ります。