米粉ぱすたが地元で愛されるようになりたい!~ファーストフードサービスの提供~
by 村上一憲(ひころいちファーム)
ひころいちファームは、平成22年2月に小さい農家からスタートしました。
6次産業の展開を目指して独立したものの、1年目は生産をすることだけで精一杯。
その矢先、東日本大震災によって、農地や自宅などを流失し、当時生後4ケ月の長女を胸に抱きしめ急な竹やぶをよじ登り命からがら家族全員助かりました。
その時刻が15時26分でして、今回のこのプロジェクトもその時刻にスタートさせていただきました。
助かったこの命、燃え尽きるまで人生をかけて挑むことを決意して挑んだのが米粉麵の製造事業でした。
立ち上げ当時のメンバー
震災から半年後の平成23年9月、まだ瓦礫も残る陸前高田でやっとの思いで見つけた30坪の土地に4坪の工事現場のプレハブを置き、そこに電気と水道を通して「米粉麵」を作り始めました。
当時、“ ばばば麺 ”と商品名をつけ、肉みそをからめて目玉焼きをのせて販売していました。
当初は、復興支援イベントに多く出品させていただいておりましたが、徐々にそういった機会も少なくなり、
「何でお米の産地でもないのに米粉麵を作っているの?」
「うどんでいいじゃん」
などのネガティブな声が聞こえ始めるなど、風当たりも強くなってきました。
それに伴い、売り上げも減少していきましたが、諦めず、自分と製品を信じ、「米粉麵専用工場」を建設しました。
そして試行錯誤の末、現在の看板商品である「米粉ぱすた」が誕生しました。
自家産米と野菜を練り込んだカラフルな色彩が女性からの支持をいただき、平成26年度岩手県ふるさと食品コンクールにおいて「優秀賞」の受賞をきっかけに、平成27年度岩手県特産品コンクールにおいては「岩手県市長会会長賞」、平成27年度岩手県ふるさと食品コンクールでは「最優秀賞」、平成28年度ふるさと食品中央コンクールにおいては「農林水産省食料産業局長賞」の全国表彰をしていただきました。
現在は商品ラインナップが14品にまで増え、米粉の可能性をひきだし、魅力ある商品づくりに日々邁進しております。
新たな地域の雇用と笑顔を生み出したい!
事業がようやく軌道に乗ってきたところで、2018年春に工場を移転します。
それに伴い、業務の拡張や、今まで委託加工してもらっていた工程作業を自社で行いたいと考えており、それにより地元から雇用の創出を生み出したいと思っています!
また、「米粉ぱすたを食べられる飲食店はないか?」といったお声を多くのお客様からいただいており、その声にお応えする意味でも、商品卸を専門に行ってきたこれまでの事業の他、工場の一角にイートインコーナーを作りたいと思っています。
そこでは、イベント限定で販売してきた「ベトナム風焼きそば」や揚げたての「パスタスナック」などをご提供し、テイクアウトもできるようにするなど、地元の方々に親しまれるような場にもしてきたいと思っております。
今回のクラウドファンディング挑戦は、工場にイートインコーナーの作るにあたって、その改築費の一部のご協力をお願いするものです。
ご協力いただいた皆様への御礼(リターン)は以下のものをご用意しております。
▼ひころいちファーム特選セット+屋台で大人気のベトナム風焼きそば特製たれ付き
▼米粉ぱすたギフト用×2本
▼和ぱすたドレッシング2本
▼IBC岩手放送『じゃじゃじゃTV』監修「米粉パスタdeシリアル」(3月中旬発売予定の新商品)
【参考】
http://www.ibc.co.jp/tv/junjo1x2x3/
▼米粉ぱすたとひころいちファーム商品&旬の野菜の定期便
挑戦は続く…
3年後の陸前高田市気仙町今泉地区のかさ上げ地完了に伴い、農地として所有していた土地が商業地へ代替となって引き渡される予定があります。
そこでは、米、米粉を使用した自然食バイキングレストランのビジョンもあり、今回の挑戦はそれに向けての準備としても位置付けています。
それぞれが自分にできることを精一杯やった結果が復興につながるものと思っています。
私にとってそれは米粉であり、信じた道を突き進むのみです!
その信じた道への応援を、一人でも多くの皆様からいただくことができたら幸いです。
どうかよろしくお願いいたします!
プロジェクトが終了しました