「3時間だけ、認知症になってみる。」プロジェクト

VR認知症体験会開催！！！
　３/３(土)、一関市東山町の東山地域交流センターにてVR認知症体験会を開催しました！
　東山町内外から70名を超える方々に足を運んでいただき、株式会社シルバーウッドの黒田麻衣子様を講師にお迎えし、「VR認知症プロジェクト」にて３つのプログラムを体験していただきました。
　福祉に関わる仕事を目指す高校生、認知症を患った家族を介護した方、認知症には関心がなかった方…、様々な方にご参加をいただきました。
　
素直なキモチ
　VR認知症体験を通して、「“大丈夫”と簡単に言っていたけれど、怖い思いにさせていたことがあるかもしれない」「知ったつもりになっていたけれど、心に寄り添うってこういうこと」「夫婦で来てよかった、助け合えるね」など沢山のうれしい言葉をいただきました。
　そして何よりうれしかったのは、見ず知らずの人と同じテーブルになっても、お互いに助け合って声を掛け合ってVRの体験ができたことです。
　人は「助けたい」感情を持っている一方で、「助けて」と言えない人が多いと言われます。そんな中で、自然と手を差し伸べあうことができたこの空間はとても価値のある空間であったと感じています。

ド田舎のこれから
　東山地域は田舎です。
　認知症であることを隠しながら暮らしてきた人がたくさんいます。「〇〇さん、認知症になったんだって…」に続く言葉はいつも「いやだね」「私は認知症にならないようにしよう」でした。
　それがこれからは「助けてあげようね」「力になってあげようね」「みんなで支えていこうね」になってくれると信じています。

認知症を患っても、
　一緒に笑ってくれる人がいればいい！
　出来ることはたくさんある！
　そして、「人」であることに変わりはない。
　そんな思いが皆様に伝わり、このやさしさの輪がますます大きく育っていくことを願っています。


　今回の企画は、全国の皆様からご支援を賜り開催に至ったものです。当日に至るまで、相談に乗ってくださった方、周知にご協力をいただいた方がたくさんいらっしゃいました。そして、当日の運営にも仲間が駆けつけてくれました。
　私自身、たくさんの人に支えられて、今日があるということを改めて実感し、背中を押してくれる人がいることの喜びをかみしめています。ありがとうございました。

　これからの活動は随時活動状況でご報告させていただきます！！