ばあちゃんが認知症になった日
2018.02.08
私は共働きの両親のもとに生まれ、小さいころはじいちゃんとばあちゃんによく面倒を見てもらいました。
大きくなるにつれて、だんだんとじいちゃんばあちゃんと過ごす時間も減っていきまいた。
保健師になって地元に帰った私を、誰よりも喜んで迎え入れてくれたばあちゃん。
※画像の白髪の背中姿がばあちゃんです。
そんなばあちゃんがある日、こんなことを言い出したのです。
「最近、物忘れがひどいんだあ」
ついに来たかな?と思いました。
認知症は最初に「変だな」と気づくのは自分自身です。ばあちゃんは「変だな」と思っていたそうです。
「物忘れがひどくなった」、「何をしてたんだっけ」と笑いながら話をしてきます。
そんなばあちゃんの行動に私よりばあちゃんの身近にいる私の両親は、イライラしていました。とても。
「また同じこと言っている」「その話○回目だよ」「部屋を汚す」と愚痴る毎日。
ばあちゃんは約80年間頑張って生きてきました。今も牛の世話をしながら、楽しく暮らしています。
家族は、関係性が近いからこそ変わっていくばあちゃんを受け入れることができません。
きっと、そんな家族たくさんいるんだろうな。
きっと、私の家だけではないはず。
田舎は小さいコミュニティだからこそ、認知症を隠そうとします。
そんな地域でばあちゃんは笑いながら暮らせないと思ったのです。私の家だけではなく、全国のじいちゃんとばあちゃんも。
こんな思いからこのプロジェクトをやります!!
ぜひ、認知症を患った人も、支える家族もみんなが笑える地域を目指したい!
皆様の引き続きのご支援・ご協力をよろしくお願いいたします。