勘定絵科目かるたの遊び方
2020.01.08
昨日は、社内打ち合わせで、
勘定絵科目かるたの遊び方を検討しました。
通常のかるた形式以外にも、決算書を覚えるための、
勘定絵科目並べという遊び方を考えました。
引き続き、遊び方についても検討していきます。
<参考>かるたゲームの遊び方
(1)かるたゲームの基本ルールと特徴
勘定絵科目かるたは、百人一首と同じように、五・七・五の上の句と、七・七の下の句で構成されており、上の句から読み上げることで勘定科目の意味を説明し、下の句の最後に勘定科目そのものが読み上げられます。したがって、上の句から順番に聞きながら、どの勘定科目を説明した句なのかを推測しながら、出来るだけ早く勘定絵科目が描かれた取札を取ることとなります。
通常の百人一首とは異なり、ゲームに初めて参加する人でも、経理の知識に基づいて取札を推測することができます。但し、中には上の句がほとんど同じで、下の句をじっくり聞かないと特定できないものも含まれており、適度な引っかけの要素が含まれています。
勘定絵科目かるたでは、読札に勘定科目の意味が言葉で表され、取札に勘定科目の意味が絵で表されているので、かるたを取った後に句を読み直し、改めて勘定絵科目を吟味するという楽しみ方もできます。
(2)札の名称と構成について
左が取り札 右が読札
読札
外枠が紫色の札が読札です。上部には七五調の句が書かれており、勘定科目にあたる部分がオレンジ色の大きな文字で書かれています。なお、勘定科目の一部しか句に含まれていない場合は、左下に括弧書きで正式な勘定科目が書かれています。また下部には勘定絵科目が描かれています。
取札
外枠が緑色の札が取札です。上部には勘定科目が書かれており、中央に勘定絵科目が描かれています。また、棒線を挟んだ下部には、勘定科目の分類を表す小さな勘定絵科目が一つまたは二つ描かれています。
(3)ゲームの種類
●競技かるた形式
(一社)全日本かるた協会の定める競技かるたの公式ルールに準じた対戦方法です。一対一の対戦方式や、多数の者が紅白に分かれて対戦する方式もあります。詳しくはhttp://www.karuta.or.jp/kitei/index.htmlでご確認ください。
一、 競技者が畳一畳分の距離を置いて向き合って座ります。それぞれの競技者の手元に持ち札を並べます。競技者各々の持ち札は二五枚で、持ち札が早く無くなった者を勝者とします。
二、 双方合わせて五〇枚が場にありますが、読む者は一〇〇枚すべてを順に読み上げます。したがって、五〇枚は双方の場にない空札が読まれることとなります。
三、 読まれた札(出札)に早く触れた者がその札を獲得することになります。獲得した出札が対戦者の持ち札である場合は、自己の持ち札から一枚を対戦者に送り、対戦者側の持ち札とします。
四、 出札と異なる札に誤って触れたら「お手付」となります。お手付をした者は、その都度対戦者の持ち札から一枚を受け取り、自己の持ち札としなければなりません。
五、 空札が読まれたときにお手付をした場合は、その都度対戦者の持ち札から二枚を受け取り、自己の持ち札としなければなりません。
六、 送り札の選定は、送る側の任意とします。
●バラ取り戦
一〇〇枚の札を床面にバラバラに散らし、多数の人で囲んで獲得し合います。数多く獲得した者の価値とします。
●勘定絵科目めくり
取札を伏せておいて、交代でめくり取ります。資産、負債、純資産、収益、費用など絵によって得点を決めておきます。様々な遊び方が考えられます。
●勘定絵科目並べ
勘定科目が、貸借対照表、損益計算書のどの分類に属するのかを覚えるゲームです。
貸借対照表と損益計算書の空枠が書かれたシートを用意し、読札を一枚ずつ置いていきます。読み札をすべて並び終えたら、取札で答え合わせをします。
一人で遊ぶこともできますが、複数セットを用意し、正解数の多い者を勝ちとする遊び方もできます。
(参考)勘定絵科目並べで使用するシートの設計図
以下の設計図を参考にして、テーブルクロスやテーブル本体にビニールテープ等で枠線を引いたり、模造紙に書いて遊んでみてください。縦80センチ×横100センチのスペースがあれば周囲の余白も含めて十分です。
以上は、かるたの説明書として同封する予定です!