サポートホース【ナグラーダ】
2020.10.06
私たちのサポートホースを何回かに分けてご紹介します。
まず1番にご紹介するのは、ナグラーダです。
2016年生まれ、芦毛のダンカーク産駒。
ナグラーダとは、ロシア語で『賞金』という意味です。
中央競馬でデビューしましたが、3歳の夏に岩手競馬に移籍し、その時に骨折が判明したため、引退して乗用馬になるべく、馬っこパークにやってきました。
残念ながら、たくさんの賞金をもたらす前に骨折してしまいましたが、ナグラーダのファンにとって、彼は十分に『宝物』でした。
彼は、実は、一口馬主をしていた私の出資馬でした。
ナグラーダは骨折療養をしながら、一般人に慣れるためにリトレーニングが始まりました。
年を越すころには随分と患部も良くなり運動が始められるようになると、さすが若駒、よい動きをします。超晩成型と言われた血統なのもあり、もしや、能力の開花か?!
…なんて思いながら、心に浮かんだことがありました。
それは、骨折引退したけれど、『もう一度現役復帰をさせられないだろうか?』ということ。
もちろん、無理はさせたくない。でも、サラブレッドが生涯で一番手間もお金も技術もかけて生きられるのは、現役時代です。できることなら、その現役時代に、戻してあげたい。
そこから、あらゆる問題を一つづつクリアにしながら、ナグラーダは2020年5月10日水沢競馬場でデビューを果たしました。
骨折引退、治療、乗用馬のリトレーニング経て現役復帰というサラブレッドは珍しい経歴です。それでも、このナグラーダが復帰後に長く活躍することで、これから先、同じように、ケガで引退になってしまった馬にも道が拓けるかもしれない。
お仕事や引き取り手がいなくて、悲しい末路をたどる馬を減らせるかもしれない。
ナグラーダの存在は、引退馬の希望なのです。
現在、ナグラーダは、もう一つ引退馬のための取り組みに挑戦しています。
それは、現役のうちに次に引退するときのための年金積み立てをすることです。
いつの日か、サラブレッドの年金制度が競馬界のスタンダードになることを願って、ナグラーダには長く活躍をして、皆に愛されるアイドルホースになり、引退馬のセカンド・サードキャリアの象徴になってほしいと願っています。
次回は、岩手競馬の重賞馬 コミュニティを紹介しますね!