メンバー紹介① 中村 佳祐
2018.11.05
みなさん、こんにちは。
プロジェクトリーダーの中村です。
今後この「メンバー紹介」の欄で、各メンバーが各々熱い思いなどを語っていきます。
しかし、私は「プロジェクト概要」の部分であつーい思いを語らせていただきましたので何を話したものか….笑
ということで、今回は私達「畑ラボ」にとっても重要な転換期である「遊休地活用」をテーマにしたきっかけをご紹介したいと思います。
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「畑ラボ」はもともと、「学生の新しい農業へのかかわり方」を作ることを目的に、私と副代表の神尾の2名で企画をしました。
そして、実際の農地を獲得するために動き始めます。
しかし…..
「農地法の決まりで学生には農地は貸し出せない」
「大学の圃場を学生には貸し出せない」
自分たちが思っていたより、「学生」が「農業」に取り組むには障壁があることを再確認した瞬間でした。
その後、私たちが農地獲得に悩んでいた際に、ある申し出がありました。
「私の管理する土地をぜひ使ってくれないか」
これが、私たち「畑ラボ」の農地のオーナーである「熊谷 達雄」さんとの出会いであり、「遊休地活用」が畑ラボのコンセプトになるきっかけとなります。
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先に注意書きをすると、熊谷さんはもともと農家でありません。
「え?畑を管理しているってことは農家さんじゃないの??」
こう思うでしょう。
実際に私たちも勘違いをしていました。
話を伺ってみると、もともと熊谷さんが管理する土地は、熊谷さんの親戚の方が農地として使っていたところらしく、そのご親戚がお年を召して農家を続けることができなくなり、その土地の管理を熊谷さんに託したそうです。
それから熊谷さんは奥様と一緒に50aある農地の一部を耕しながら、生え続ける雑草の管理を20年以上続けました。
しかし、数年前、熊谷さんの奥様が亡くられてからというもの、熊谷さんはアトリエという本業の傍らに、管理を1人で続けてきましたが、熊谷さん自身も70歳を超え、管理するのが困難になります。
そんな中、偶然僕たちのような畑を探している若者がいることを知り、
「ただ管理するだけの土地が未来の若者のために役立つなら、ぜひ使ってほしい」
という思いの元、私たちへのご協力を決意したそうです。
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そんな熱い思いを受け、僕たちも何か、熊谷さんのため、そして農地のある地域のために、何かできないかと考えます。
そんな中で、熊谷さんが管理をする中で、20年以上もの間、除草剤などを用いず、環境を配慮して無農薬にこだわって管理していたことを知り、私たちは熊谷さんの思いを継いで
無農薬栽培をすることを決意するとともに、
熊谷さんのような方が今後も地域で増え続けると考えられる中で、学生が何とかこのような地域課題を解決できないか
このような思いから、私たちの行う「畑ラボ」は「遊休地活用」をコンセプトに活動を続けています。
このことは、自分たちにとって大事な背景であると同時に、このような地域課題は滝沢市だけでなく、他の地域でも実際に課題になってきています。
長文になってしましましたが、この文章を読むことで、私たちの活動の思いを知ってもらうとともに、自分の住む地域の抱える問題に目を向けるきっかけになれば幸いです。
以上、長文読んでいただきありがとうございました!