いつもの暮らしに最高の時間を!~花巻発のクラフトビールを世界中に届けたい~
by 株式会社トルクスト
はじめまして!岩手県花巻市で「JOE'S LOUNGE」という飲食店と、「Lit work place」というクラフトビールの醸造所や飲食店が入った複合商業施設を運営し、「BrewBeast」というクラフトビールブランドを展開している株式会社トルクストの高橋亮(たかはしとおる)と申します。
僕は花巻で生まれ育ちましたが、スノーボードにハマり、本気でプロを目指しながら全国を転々としていた時期がありました。
結局プロになるのは怪我により断念したのですが、切磋琢磨していた当時のボード仲間との会話の中で、地元の自慢をできなかったことが今の事業につながっています。
地元に根付いて事業を展開させてもらっているうちに、これまで気が付かなかった魅力や、逆に課題も見えてきました。
今回のクラウドファンディング挑戦は僕たちの事業を次のステップに進めるためにご協力をお願いするものですが、それは同時に花巻の課題を解決できる一つのきっかけにはなると思っています。
花巻を、そこに住む若者が誇れるまちにしたいです!
ここまでお読みいただきありがとうございました。引き続き最後までお読みいただけましたら幸いです。よろしくお願いします!
花巻は自然が豊かな田舎町ですが、小さいながらも商店や商業施設が立ち並ぶ街があり、温泉や宮沢賢治など全国的に有名な観光資源もあります。農業や畜産も盛んで、白金豚やほろほろ鶏は全国の飲食店やスーパーなどで親しまれています。
つまり、「中」という面では生活には困りませんし、「外」という面では適度な観光地です。
しかしながら、お世辞にも若者が定着しているとは言えませんし、それが衰退につながっています。これは花巻に限らない課題だと思います。
それはなぜか?
平たく言えば、若者が憧れるもの、言い換えれば、カッコイイもの・カワイイもの、あるいは尖ったものがないからだと思います。
そこで、僕たちが運営する飲食店は、これまでの花巻には似つかわしくないものにしました。
他にもスケボーショップとパークが併設された施設などが出来たりしています。
こういった地域の新しいコンテンツが徐々に馴染んできていますし、それはつまり、若者をはじめとした地元の人たちに受け入れられてきているということだと思っています。
うれしい傾向ではありますが、それに甘んじていれば悪い意味で「日常」「当たり前」になり、元に戻ってしまう。だから常に客観性を意識しつつ、歩みを止めてはいけないと思っています。
それは僕たちがつくっているクラフトビールにも言えることです。現状維持だけを考えれば今のままでも問題ありません。
ここで言う現状維持は〝瓶での製造のみ〟ということと〝小規模生産〟という点です。
地元で愛されるビールを目指していますし、それが一番の目的です。それだけを考えれば、もしかしたら瓶だけでもいいかもしれません。
でも、愛されるためには「誇れるもの」にする必要があると思っています。
温泉も宮沢賢治も全国的に有名だからこそ誇れるのであって、僕たちのビールもそうなりたい!
そのためには瓶ビールだけだと物足りなく、規模も小さいのです。
結論から申し上げると、瓶ビールに加えて缶ビールを製造するためのカンニングマシーンを導入します。
そうすることで製造効率が3倍になり、密閉率が上がり光も遮断できるため、品質が向上します。また、瓶に比べて保存や陳列する際のスペースを取らない(重ねることができる)ため、飲食店や小売店、ご家庭でもお取り扱いしやすくなり、発送コストが下がります。その他、リサイクル費用が約40分の1になることもあり環境に優しくなると言えます。
それだけではなく、ビールを醸造するタンクを増設し生産能力も上げます。具体的には、現在は月に3000リットルのところを5000リットル生産できるようにします。
総じて、量産体制を整えることによりコストを下げ流通を拡大し、徐々にではありますが、お求めやすい価格でご提供できるようにしていきます。
それにより僕たちのビールを知ってもらえる、飲んでもらえる機会が増えることにつなげ、花巻の認知度向上にも貢献したいと思っています。
商売をしている以上、自社の利益を考えるのは当然ですが、それは花巻の利益にもなるはずですし、必ずそうします!
一方で、花巻で暮らすみなさんにとっては、暮らしに溶け込む日常的なビールにしていただきたいと思っていますし、そのための努力は惜しみません。
今回のクラウドファンディング挑戦はそのためのものです。全体的な必要経費としては約2800万円を予定しており、ご協力いただいた資金は主にそちらに充てさせていただきます。足りない部分は自己資金の投入と補助金の活用にて導入予定です。
<資金の使い道>
・カンニングマシン購入費:100万(導入諸経費は800万を想定)※為替により変動
・増設に伴うタンク購入費:65万(購入価格はタンク1つにつき130万)
・リターン原価:90万
・手数料:45万
<今後の予定スケジュール>
・2月:CFスタート
・3月:終了
・4月:機材導入
・5月:商品開発
・6月:リターン発送
ご協力いただいた皆様には以下の様なリターンをご用意しています。
<10000円>
・お礼のメール
・特製ステッカー
・クラウドファンディングのためだけにつくったビール1本+既存3本
・①食事券or②オリジナルコースター
①食事券(500円分)※有効期限2023年7月1日から2023年12月31日まで
②BrewBeastオリジナルコースター
その他はリターン選択部分からご確認ください。
なお、今回のクラウドファンディングのためにつくるビールをご紹介します!
『HNMK Z HAZY』
岩手県の雑穀の生産量は全国の約6割を占めており、中でも花巻は有数の産地で、お馴染みのヒエやアワやキビの他、古代米やアマランサスなど様々な種類の雑穀の生産に取り組んでいます。
健康志向の高まりから需要が年々増加しているその雑穀を今回、副原料として使用します!
花巻(HaNaMaKi)の名産品とも言える雑穀(Zakkoku)を使うビールということで『HNMK Z HAZY』と名付けました。
HAZY(ヘイジー)には〝かすんでいる〟という意味があるように濁って見えます。
正式名称は「HAZY IPA(ヘイジーアイピーエー)」で、アメリカ生まれのビアスタイルです。
ホップをたっぷり使用し、通常のビアスタイルでは使わないオーツ麦も使用することが濁りにつながっているのですが、それゆえの香り高さと味わい深さがあります。
アルコール度数は6.5%とリッチテイストながら口当たりはなめらかでフルーティー。
そこに雑穀を使用することで、より一層フルーティーに!
炭酸が弱めで、上記のような特徴も相まってワインのように楽しめます♪
美味しいビールをつくるのは当たり前。そこにどうやって花巻を感じさせるか、また、若者への求心力となるかは腕の見せ所です。
そのための取り組みのひとつとして地元企業とのコラボを積極的に行っています。その実例を一部ご紹介します。
花巻の『オリオンベーカリー』さんから製造過程でどうしても出てしまうロス(パン)を買い取り、【ハニーブレッドヴァイツェン】というビールを開発・販売。
岩手の人気カフェ『カフェローブ』さんと【エスプレッソスタウト】を開発・販売。
花巻の農園『ネクスファーム』さんからどうしても使い切れない食用鬼灯(ほおずき)を買い取り、【ゴールデンベリーペールエール】を開発・販売。
あのホリエモンこと堀江貴文さんが応援されている『ぼうまい村』で育てたホップを使用した【ダンスタイム】を開発・販売。
岩手県の紫波町にあるまちづくり会社『よんりん舎』さんから廃棄寸前のりんごジュースを買い取り、【アップルジンジャーセゾン】を開発・販売。
このように、パンやコーヒーや鬼灯をビールの原料にできるってすごくないですか!?
それがクラフトビールの魅力であり可能性なのです。僕はそういった可能性を花巻と重ね合わせています。
夏にアメリカのポートランドに視察に行ったのですが、理想の町がそこにありました。
クラフトビールをはじめ、地元の人が地元のものを愛し、町をみんなでつくっていました。また、そのカルチャーに魅力を感じた人たちが移住してくるという好循環。
地元の人が地元のものを愛するって本来であれば当たり前なんです。
でも愛せるものは世代によって異なりますし、花巻のそれには偏りがあるように感じます。温故知新という言葉のままに、古き良きものはそのままに、新しきを知り、取り入れていく努力が必要です。
僕たちがそのきっかけや呼び水になることができればと思っています。
ご協力、どうぞよろしくお願いいたします!
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