陸前高田に若者や女性が喜ぶサービスを! もっと便利なネイルサロンをつくりたい。
by 津田千亜希
故郷に若者や女性が楽しめる場所を作りたい。
L’ecrinは、去年(2016年)の2月にオープンした、陸前高田の海に程近い気仙町にあるコンテナを活用したちいさなネイルサロンです。
約10年間の美容サロン経験とネイルサロンの経験を活かし、故郷である陸前高田でネイルの仕事をしたいと思っていましたが、調べてみると、ネイルサロンは一軒もありませんでした。(2016年2月当時)
東日本大震災により、ただでさえ娯楽が失われた故郷には、特に女性が楽しめる場所が無いに等しく、その中で知人や友人から、
「地元にオシャレなネイルサロンがあったらいいのに…」
という声を多く耳にし、地域のためにも私にできることは何かを考え、はじめることを決意しました。
ちいさなネイルサロンL’ecrinの準備を進めていく中で、場所の問題に直面しました。
至るところで嵩上げ工事をしている陸前高田ですので、営業できる場所は限られており、使用できる土地や場所はなかなか見つかりませんでした。
やっと見つけた場所ですが普通に通っただけでは見つけにくく、お客様が通り過ぎてしまうといった事が今も多くあります。
しかし、私はとても気に入っています。
年々営業できる場所も徐々に増えていますし、移転も考えていますが、できるだけこの場所で続けていきたいとも思っています。
そのためにはまずここにネイルサロンがあること知ってもらわなければいけません。
そこで今回のクラウドファンディングにてご協力いただいた資金は、より多くの方々にこのネイルサロンを知っていただくためのわかりやすい看板とPR活動に必要なリーフレットやより良いサービスをご提供できるための費用とさせていただきます。
そちらも含めた、ご協力いただいた資金の使い道は以下のように考えています。
・リーフレット:5万円
・看板:20万円
・環境整備費:10万円
・防犯対策設備:15万円など
沿岸の女性に自信を!
震災以降、仮設の集会室や災害公営住宅でのイベントやボランティア活動などでもたくさんの手に触れてきました。
多くの人の手が生活に追われ、荒れて乾燥し、本当に疲れきっています。
心身共にいろいろとご苦労されていることが手に表れています。
その人の手を見ると話さなくても、いろんなことがわかります。
今でも、ネイルケアをしていると「こんな手で恥ずかしいよね。ごめんね。」と言われたりもします。
私ができるのは、そんな疲れきった手に元気を与えることです。
そこから女性であることの喜びやおしゃれすることの楽しさを感じてもらい、陸前高田をはじめとした沿岸の女性にももっともっと輝いてほしいと思っています。
皆様からのご協力は、私が、沿岸で生きる女性の自信に変えさせていただきますので、ご支援ご協力のほど、どうぞよろしくお願いいたします!
プロジェクトが成立しました