好きを仕事に!〜【普代村産】釣りバカの挑戦 〜
by 熊谷隆志
初めまして、クマタニトラストの熊谷隆志(くまがいたかし)と申します。
私は、いわゆる「釣りバカ」です。
小学生の時から釣り(特にルアーフィッシング)にのめりこむようになり、中学生になると単に釣りをするだけでは飽き足らず釣具(ルアー)を自分で手作りし、高校時代には雑誌等で取り上げられることもありました。
その後、釣りを通して様々な出会いや学び、成長があり、年を追うごとに釣りにかける情熱は増す一方でした。
大学卒業後、就職先として地元の普代村役場を選択し、仕事は役場、趣味は釣りと割り切り、日々の仕事に精を出していました。
東日本大震災からの復興や教育に関わる仕事等、役場での仕事は大きなやりがいがありました。
しかしながら、どうしても諦めきれなかったのが釣りです。
趣味ではなく、職業としての釣りを決断しました。
今回のクラウドファンディングがそれに伴うものです。
退路を断ってといえば聞こえはよいかもしれませんが、退職後から手探りの状況が続いており、現状は縁あって、釣り具メーカーから営業代行の仕事をいただいています。
釣り業界で生きていくと決めた以上、苦しいこともあると思いますが、持ち前の行動力を武器にし、また、好きなことを職業に出来る喜びを感じつつ、前進あるのみです!
役場時代も普代村の発信に取り組んできましたが、形こそ違うものの、今後の仕事も普代村の発信になればと考えています。
人口減少や高齢化等で否定的な側面ばかりが強調される地方ですが、今回の起業が、わずかばかりでも地方の活性化につながってほしいと思っています。
最後までお読みいただけましたら幸いです。
よろしくお願いいたします!
私がこれからやっていくことは、「釣り具メーカーから請け負った本格的営業代行」と「普代村を拠点としたハンドメイドルアーの製造・販売」の2本柱です。
まず前者に関しては、前述のように、現在私は、釣具メーカーの営業代行をしています。
ただ、この仕事は、決して安定しているものではありません。
給料は歩合ですが、試用期間の仕事振りが評価され、今では裁量権を与えられたことに加え、歩合率も高くなりました。
この状況により、釣り具業界で何とか生きていく基盤ができました。
もう1つの柱として考えている「ハンドメイドルアーの製造・販売」に関しては、その需要が高まっていることに注目しています。
一方、ハンドメイドルアーはその製造における手間の多さから、多くの釣り具メーカーが市場に参入することを敬遠している傾向があり、個人が副業レベルで販売をしているケースがほとんどです。
つまり、需要に対して、供給量が不足しています。
私は、学生時代からハンドメイドルアーを嗜んでおり、製作等に係るノウハウを持っております。
営業代行として小売店様との商談の過程で、自身のハンドメイドルアーを商材とし、販売したいと考えています。
それに向けて、メーカーの展示会やイベント等も手伝いながら、事業調査を行っています。
全体的な市場として、釣り人口は、その数値が著しく減少している一方で、釣り具市場の動向は、2011年を底として微増の状況です。
不思議な現象ですが、一人当たりの購入額が増加(客単価の増加)していると考えています。
目の肥えた方々を満足させるには、何が必要か。また、余暇が多様化していく中、釣り業界の市場規模拡大のために、新規の釣りファンをどのような方法で獲得していくか。
ひいては、この業界をどう盛り上げていくか。
そのためには、ニーズを地道にすくいあげることが非常に重要だと思っています。
そのツールとして、YouTubeが挙げられます。
現在、釣り業界において、YouTubeの存在はとても大きなものとなっています。
人気YouTuberの動画で紹介されたルアーは瞬く間に店頭から消えるということが各地で起こっています。
現在、私も、メーカーから依頼されて実釣動画の撮影等を行っていますが、その影響力を実感しています。
釣り動画のメリットは、実際に製品を使用している様子を見れること、より詳細な使い方を映像として繰り返し見ることができるという点にあります。
これは釣具を販売するためにはとても有効で、購入意欲の増加につながりますので、僕自身のチャンネルを持とうと思っています。
また、観光面でも効果が見込めると思っています。
例えば、青森県の十和田湖はヒメマスが有名な湖ですが、現在、TVでの釣り番組は勿論、YouTube等に盛んに動画がアップされており、釣り人を含めた観光が増加しています。
十和田湖を管理する十和田湖漁協の遊漁券による収入も年々増加傾向となっており、岩手県で同様のことを行うことにより、交流人口の増加に寄与できる可能性も十分あります。
また、その他S N Sも活用していきます。
例えば、渓流のルアーフィッシングでは、食べる目的で釣るのではなく、釣り自体を楽しみ、魚はリリース(再放流)する風潮があります。
そのため、釣った魚を記録として残すために写真を撮影するのが常です。
最近では、インスタグラムやフェイスブック等のSNSにて、釣った魚はもちろん、お気に入りのルアーや道具を発信している方々が多くいます。
特に、ハンドメイドルアーはこのような層に受け入れられており、実際にルアーとして使用した際の使用感もさることながら、コレクション性や、インスタ映えを重要視する側面があります。
僕も可能な限り現場に赴き、消費者目線での発信をしていきたいと思っています。
ちなみに、屋号の「クマタニトラスト」の由来について申し上げると、【トラスト】は信頼という意味があり、メーカーと小売店からの信頼によって成り立つ営業代行業で信頼を勝ち得て販路を築いていく意味が込めてあります。また、私の名前は「クマガイ」ですが、業界内では「クマタニ」で通っているのでそのようにさせていただきました。
今回のクラウドファンディングは、以上の釣り市場(業界)の現状や、それに伴う私の取り組み及び製品等のP Rを主たる目的としています。
ご協力いただいた資金の使い道としては、「ハンドメイドルアー作成の為の工房(プレハブ)の設置費用」に使わせていただきたいと思っております。
また、目標金額を超えて皆様からご協力いただいた場合は全て「ハンドメイドルアーに係る材料等の購入資金」に回す予定です。
ご協力いただいた皆様には以下のようなリターンをご用意してあります。
・クマタニトラストオリジナルステッカー(上記のロゴステッカーになります)
・クマタニトラストオリジナルルアー【yamase50s】
バルサ製ミノー、ウェイト約3.5g。内部にタングステンウェイトを内蔵。
昨今ありがちなヘビーシンキングタイプではなく、しっかりと浮力を確保している為、ブレーキの掛かったキレのあるヒラウチを繰り出すことが可能。ヒラウチの連続で鱒族の本能を刺激してバイトを誘発。
アップストリームにおいてトレースライン長めでスラッグを出しつつアクションをさせる攻め方が有効な為、そのようなシチュエーションで是非使ってもらいたいです。
・クマタニトラストオリジナルポロシャツ(S・M・L・XL・XXL)
・クマタニトラストオリジナルロッド【CALDERA MONSTER 92H】
止水域での大型トラウトをターゲットにしたロングロッド。
60クラスのサクラマスやレインボートラウト、イワナをキャッチ出来るバットパワーを持たせつつも、ヒメマス等のバイトを弾きづらいソフトディップを装備。
フォールバイトやボトムでのバイトを感知してフックアップが可能。
ガイドはチタントルザイトリングを11装着しており、一日中振っても疲れない仕様。
また、ガイド口径は大きめに設定しており(トップガイド#6)ラインの抜けの良さは勿論、洞爺湖・支笏湖・十和田湖等の厳冬期の釣り場でも効果を発揮するようにセッティングしています。
今回のこのクラウドファンディングがきっかけになり、一人でも多く方が釣りに、また普代村に興味を持ってもらえたら嬉しいです。
ご協力、どうぞよろしくお願い致します!
プロジェクトが成立しました